Staff
スタッフ あいさつ
学校長
石渡 正昭
神奈川県三浦市出身
職歴
1979年 鎌倉市立小学校着任
1985年~2017年 三浦市立小学校
2008年4月~ 教頭
2012年4月~ 校長
2017年3月 定年退職
2018年1月~2021年12月
三浦市立小学校非常勤講師等
三浦市退職校長会庶務
三浦リトル陸上教室コーチ
OWSの江奈湾生物調査・ゴミ拾い活動参加
自然に溶け込み、
子どもたちの成長していく様子を見守ろう
三浦三崎で生まれ育ち、1985年に結婚して逗子に転居。定年退職後、2018年1月より葉山在住。
父はサバ船漁師でしたが、漁業や海辺の生き物に関心を持てない生活をしていました。初任校で磯遊びや砂工作を行う行事があり、それを機会に、磯遊びに親しむようになりました。その後2000年に三浦市立剣崎小学校に赴任。その頃、総合的な学習が始まり、私は、学校の目の前にある江奈湾を材料にして総合的な学習に取り組むようになりました。また、三浦市教育委員会が立ち上げた「みうら学」の一期生に選任され、児童と共に江奈湾の学習を深めました。
この中で、江奈湾に住む多様なカニに興味をもち、毎年何回か調査をしています。剣崎小在任中に環境保護団体OWSとかかわるようになり、現在もOWSが開催する生物調査やゴミ拾い活動に参加しています。2013年ころからは、夏休み中に剣崎小児童を対象にした「カニの観察会」を始め、退職後も続いています。今でも、春~夏の大潮の日には、江奈湾、森戸、波子不動の磯に出かけ、生き物の写真を撮ることを楽しみにしています。
私の大学での専攻は、地質学です。3年生の時は三浦半島大楠山付近の地質調査を行い、4年生では、伊豆半島西部をフィールドとして卒論を書きました。卒論では、西伊豆の林道を原付バイクで走り回りました。前年度の1月に伊豆で地震があり、あちこちで崖崩れがありました。時には崖崩れの土砂の上を、バイクを押して通ったこともありました。これらの野外活動で自分の気持ちが強くなったように思います。
以上のような経験を通して、自然の中での野外観察活動が好きになってきました。
教職を経験し、児童を指導する中で基本とするようになったことは、「自分の行為は、すべて、最後は自分自身が決める。」という考え方です。また、心がけてきたことは、子どもと同じ目線、子どもと対等な立場で、対応するということです。でも、これが難しい。つい、上から目線で指導してしまう。難しい。
私の趣味は、ランニング。初めて自宅近くをランニングしたのは、小学校低学年の頃、60年近く前のこと、ランニングをしている人は、ゼロ。人に見られないように隠れながら走りました。大学生のころ、三浦国際市民大会が始まり、5㎞マラソンに初参加しました。その後、毎年マラソン大会に参加してきました。今までに、フルマラソンは10回以上、ハーフマラソンは30回以上参加してきました。マラソンが好きな関係で、退職後、三浦リトル陸上教室を手伝うようになりました。最近2年間は、コロナ禍のため、参加していた大会が中止となり、大会参加ができず残念です。
子どもサポーター・カヤック担当
國井 克修
東京都出身
小さい頃、海は海水浴のみ。幼少より水泳を始める。中・高校水泳部にてプール漬け。
海洋生物カメラマンアシスタント、ラフトガイドを経てカヌー・ヨット・素潜りに出会い現在葉山在住。
保有資格等:
臨床検査技師/臨床工学技士
Emergency First Resonse instractor
RAJリバーガイド/JRCA シーシニア
海へ山へ、
そして何でだろうと思う好奇心の海原へ、
みんなで一緒に漕ぎ出しましょう。
「人生楽ありゃ苦もあるさ」と、子供の頃に祖母と見た番組で歌われていました。そう、今思えばその通り。楽を山、苦を谷だと表現できるかなと。なぜその時、山になったのか?
そして谷になったのか?その原因を自分なりに分析してみると、その時々のタイミングと私の性格に答えが出ました。性格についてよく言われますが(自分の事は1番分からんのよ)と昔お世話なった方に言われました。小さい時から今までの自分を省みるとこだわりが強かったり自分の中のルールがあったりで自分自身の心をコントロールする事が少々苦手な少年だったなと思います。
何でだろうと考えるが答えが見つからずにもんもんとしていました。その当時を振り返り考えるてみると少し生きづらかったのかと思います。そんな時に心を癒してくれたのが海や山でした。心の中を無条件で満たしてくれるその経験が心の支えになりました。その時の経験が元となり心の凸凹が少し整理ができ理解ができた思います。
もしも、子どもの時にこの心の凸凹を理解し、わかってくれる大人に出会えたのなら、もう少し生きやすかったのかなっと思います。今、(何となく何かわからないけど、いろんな事が上手くいかないなー)とか(いろいろと辛いなー)と思っている子がいたのなら、(わかるよ、その気持ち)と言ってあげられる。その気持ちに寄り添いながら、そして(どうしたら良いかなー)と一緒に考えて、
一緒に乗り越え育っていけたら素敵だなと思います。共に学び考え成長できる場所を一緒に作りましょう。本当に子供でいられる時間は短い、その大切な時間をみんなで共有しましょう。
さあ、みんなで海や山や人生に漕ぎ出しましょう。
子どもサポーター
高橋 理沙
1998年生まれ
埼玉県で育ち、旅する小学校のスタートと共に葉山での暮らしをスタートする
大学では東京家政大学で保育を学ぶ。
葉山在住。
保有資格等:
保育士資格/幼稚園教諭第一種免許
子どもたちと沢山チャレンジし、
一緒に考え、一緒に悩み、一緒に学び、
一緒に面白さを共有する大人でいたい。
自分の小学生の頃を振り返ってみると、忘れたら怒られるからと宿題をやったり、同じ時間割で言われたことを勉強して、小学校の楽しみと言ったら、休み時間に友達と遊ぶ事が1番楽しかったと記憶しています。また、中・高と点数を取るために頭に入れる作業のような勉強をしてきました。もちろんそれで知る事や学ぶ事もありましたが、勉強した事はたった数年前なのに忘れてしまっている事だらけです。それは勉強はしなければいけないもの、評価られるものとして捉えていたのかもしれません。
大学時代、自分の意思で学びたい事を学んで、経験した今、学校というせっかく学ぶ場所があるのならば、自分からもっと知りたい!学ぶ事が楽しい!と言った探究心を育てられる環境でありたいです。
この学校では、チャレンジの連続だと思います。学びを一から作っていきます。
私も新しくチャレンジを始める人です。生まれてからずっと海なし県の埼玉で育ってきました。そんな私にとって海とは憧れのような未知の世界のような感じです。海だけでなく、好きに遊べる山や川もなく、わざわざ準備をして、足を運ばなければ行けないようなところで育ってきました。その為、自然が豊かな葉山で過ごすこと自体が私にとって大きなチャレンジです。
自分自身もチャレンジする人として子どもたちと沢山チャレンジし、一緒に考え、一緒に悩み、一緒に学び、一緒に面白さを共有する大人でいたいと思っています。
学ぶ為に、海をはじめとした自然のことも自分のことも、友達のことも知ろうと、考えようとする事が必要になってきます。大変なことこそ楽しもうとする、また、
情報がありふれている世の中で自分の目で見て、考え、発信出来るような人になって欲しいです。
子どもサポーター・海の生きもの担当
茂木 みかほ
群馬県生まれ。
魚女子部・部長。ギョスプレ主宰。
アクアマリンふくしま、横浜・八景島シーパラダイス、足摺海洋館で、飼育係や広報・企画を担当。
子どもと海をつなぐ活動をしたいと思い、葉山NPO 法人オーシャンファミリー海洋自然体験センターで指導者研修を受講後、湘南地域をメインに活動中。
逗子・とびうおクラブで「おさかなラボ」を担当。自由大学で「さかな学」開催。
ほかに、海関係の書籍やWEB記事のライティングや編集を行う。
礒あそび、釣り、シュノーケリング、ダイビング好き。
保有資格等:
潜水士/ 小型船舶2級
生きものにふれ、
好奇心を開花させよう
群馬県で生まれ、小さいころは山や渓流が遊び場でした。幼少期から生きものが大好きで、いろんな生きものにふれて育ちました。そんな中、海は憧れの存在でした。
最初の職場が福島にある水族館で、ここで完全に水生生物にハマりました。なんて面白いのだろう。こんな魚もいるのか、なんだ、このヘンテコな顔は!うわーっ、可愛い!等々、
もっともっと彼らのことを知りたくなっていき、いろいろ勉強もしました。
好奇心は、無限大に世界観を広げてくれる。
いろんな生きものにふれてみて思うことは、どんな生きものでも特技を持っているということ。言い換えれば、個性があるということ。その多くは生きるのに必要な術なのだけど、
一見地味に見える生きものでも、必ずよいところがあるのです。
そんな彼らから教わることがたくさんあります。人間も含めて、生きものは面白いなと思います。特に海の生きものは、不思議がいっぱい。
みなさんと一緒に、面白い生きものたちにたくさんふれて、海や生きもののことを学んでいけたらいいなと思っています。
ことば・子どもサポーター
斉藤 明子
藤沢市在住。ことば塾舎anone塾長。
早稲田大学第一文学部卒業後、首都圏の高校や予備校で国語科講師を10年余りつとめた後、
フリースクールを兼ねたことば塾の設立を志して2021年退職。
民俗学的観点から旅先の文化や土地の成り立ちを分析するのが趣味。ことば表現は自分で創作するのも応援するのも大好き。
特技は旅先の屋台料理を自宅で再現する「二次創作料理」。好きな食事はジェラートと羊肉。
保有資格等:
中学校教諭一種免許状(国語)
高等学校 高等学校教諭一種免許状(国語)
日本NLP協会・全米NLP協会
NLPプラクティショナー
LABプロファイル プラクティショナー
ことばの向こうへ旅に出よう
「おはなし」には不思議な力があります。
じっと文章を見ていると、その向こうに語り手がじっと座っているのが見えたり、登場人物たちの息づかいが迫ってくることがあります。そしてその人たちと、時間空間を超えておしゃべりすることができます。
文字も同じです。その文字を生んだ生活や土地、景色や信仰が、かたちの向こう側に広がっている。ことばだけでなくて、地層や料理から、そんな「文化」を感じ取ることもあるでしょう。
そんな「おはなし」の向こう側を、文字やことばを手がかりに感じ取ろうとする道のりは、まさに旅そのもの。遠出しなくても、たくさんの文化に出会えます。旅する小学校の「文字とことば」の時間では、みなさんと一緒におはなしの世界へ旅立てたらいいなあと期待に胸を膨らませています。
さらに、ことばを使って、自分のいのちや好きなものを発信することもできます。自分自身のなかにある、まだことばになっていないものを発掘し、育てて、おはなしにして伝えるのです。
目に見えるものも見えないものも、ことばにすれば「ここにある」と人に伝えることができます。みなさんには、世界と自分がつながるための生きた手段として、ことばを味方につけて発信する力をじっくり養ってほしいです。
高校や予備校での勤務は、生徒と一丸になって成果を目指す楽しみもありましたが、数字や成績などの表面的な枠組みとの妥協がとても難しかったです。これからはことばに向き合う時間を共有してくださる方たちとともに、ことばが紡いできた世界にゆっくり浸りながら、ひとりひとりの表現の発見と発掘をお手伝いしていきたいと考えています。
どうぞよろしくお願いします!