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代表理事 中尾 薫
Telacoya旅する小学校
入学に際しまして

母体である「おうちえんTelacoya921 」が出来て今年2021年でちょうど10年。卒業生たちは中学生になってきました。
私が、なぜ小学校を作ろうと思ったのかというと、おうちえんの子どもたちが毎日楽しそうだからです。目をキラキラさせて、自分たちで自分たちの毎日を作り出しています。この子どもたちの目の輝きは、灯台のようです。どんな時代が来ても、子どもたちの目の輝きのある場所では道に迷うことなく、灯台のように未来を照らしてくれると信じています。未来は私たち大人が作るのではなく、この輝く目を持った子どもたちが切り開き、作ってくれるのです。そのようなことから、子どもたちの目が輝き続けるような学校でありたいと願っております。
そして、その私の背中を押してくれたのが、特別講師の中の内田正洋氏、伊藝徳雄氏です。海から見る教育について、たくさんの経験から、またTelacoyaの教育理念を理解して頂いた上で、アドバイスをたくさん頂き、最初の一歩が踏み出せました。
私たちの学校は公立でも私立でもありません。
ホールスクールという考え方で「学校丸ごと、そこにいる人も周りの人もみんな」一緒に学びの場を共有したいと考えています。
独自のカリキュラムでありながらも、教育指導要領もカバーしつつ、その学びの軸はこの葉山
という地域の特性を活かして、「海から学ぶ 日本という島のこと 暮らしのこと 経済のこと 世界のこと」をコンセプトにしています。
私たちの住んでいる日本は海に囲まれています。海があったからこその、歴史があり、そして今の生活があります。
この神奈川県葉山町という場所の地の利を活かして、海から日本という島のこと、暮らしのこと、経済のこと、世界のことを学べることは、地球全体のことを考えることができるという素晴らしい利点があります。
私たちは公立学校を一切否定はしておりません。ゆくゆくは、公立小学校がカバーし切れない部分を地域で提供出来るような関係になっていきたいと考えています。
その上で。
わたし達の小学校に入学する場合は、それぞれのお子さんの学区の小学校に入学して頂き、そこに在籍を置いたまま、日々の学びは本校で行う旨を学校長にきちんとお話しして頂き、在籍の許可を得て下さい。これが入学の条件になります。
公立小学校は、誰もが通えるという大切な役目があります。それを否定することはできません。
そのリスペクトの上で、共に子どもたちの学びの為に存在する場所として、進んでいきたいと考えています。