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  • 執筆者の写真kaori nakao

子ども議長選

旅小では、7月に議長選挙が行われた。


これは、「ポリポリ村のみんしゅしゅぎ」という本を頂き、子どもたちに読んでみたところ、子どもたちから、話し合いの時の議長を選挙で決めよう!という声が上がり、選挙について考え、選挙というものを実行することに。


議長の仕事とは何か? 公約とは何か? 選挙のルールとは何か? 任期はどのくらいか? などなどみんなで調べながら決めて、立候補者が決まり、選挙ポスターも出来て、1週間の選挙週間の始まり。


選挙期間中は、立候補者の様々な行動に有権者が目を光らせるので(笑)立候補者はずっと監視されているみたいで苦しくなってしまったり、選挙を意識していつものおちゃらけが減ったり、自分の掲げた公約が自分を苦しめたり、など色々なことがありました。


数日経つ中で、毎日、公開討論会的なことを行いました。

有権者が立候補者に色々質問をぶつけて、それに答える時間です。


並行して選挙ポスターを作り、投票してもらいやすいように名前の書き方を工夫したりしながら、投票日まで過ごしました。 ちなみに、例えば「斉藤」さんという人が立候補して、投票用紙に「齊藤」と書かれたら無効になってしまうと言う話をしたのですが、、、、 苗字+自分の好きなものをくっつけて、●●カマキリという名前で立候補したり、 自分の名前に海で見つけた生き物の名前をくっつけて、●●レンケツアメフラシと、 逆に長くなってしまったり。。。。


立候補したけれど、どうせ当選しないから辞める!と言い出す子がいたり、最初のうちこそ、おちゃらけが減ってたけれど、いつもの通りに戻る子がいたり、様々な様子がみられました。 特別講師の先生にもこのご案内を送って、選挙ポスターや公開討論の様子などから、投票をお願いしました。 大人も子どもも投票した結果。 子どもたちが「もしかしたら〜」と想定していたことが現実に!!!! トップ当選の子が同点! さてどうする??再投票か?話し合いか?と意見が割れていたら、当人同士が「二人でやろう!」と言い出しました。 大人もつい「いいんじゃない?副議長とかもいるものね」と言うと、「副とかって言われるとどちらかが上でどちらかが下と言う風に感じるから、それじゃない」と言われました。 なるほど。 有権者のみんなにも相談。いろいろ意見は出ましたが、とりあえずこの任期は二人でやってもらって、それでどうだったかを話し合い、次回からのことを決めようということになりました。 2学期が始まり、さまざまな話し合いの場合で、議長二人は活躍してくれていますし、子どもたち自身も議長の問いかけにはきちんと耳を傾けて、大人には「困った時には声かけるから助けてくれればいい」と言っています。 1学期間生活してみて感じた必要な学校の係とか、仕事を子どもたちで決めていますが、それも大人は入っても良いのか?と質問したら、入れたいのであれば入っても良いけれど、自分たちだけでやってみて、出来れば困った時だけ助けてもらうのがいいと言われました。 信じて任せてみれば、どんどん逞しくなる子どもたち! これからが益々楽しみです。

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