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海洋ジャーナリスト

内田正洋(うちだまさひろ)

1956 年長崎県生まれ

1982 年から 91 年までアフリカサハラ沙漠を舞台にしたパリ・ダカール・ラリーに 8 回出場。 87 年以来シーカヤックの世界を日本に伝えるための活動を続け、さらに古代の航海術を甦らせたポリネシア式航海カヌー、ハワイ「ホクレア」号の日本航海(2007 年)をクルーとしてサポートした。近年は旧石器時代の人々が日本へと来たノウハウを学ぶため国立科学

博物館による「3 万年前の航海プロジェクト」を支えてきた。

東京海洋大学、三重大学、横浜市立大学、神奈川大学、東海大学等で講師を務める。海上保安庁アドバイザー。モンベルアドバイザー。

海を知るための教育がもたらす大いなる世界

海を内在する子供たちが生み出す新たなビジョン

 海を教える小学校が産声を上げる。明治以来、日本の公教育にまったく抜け落ちていた海の教育を、小学生から始める。これまで公教育が決して取り組まなかった大いなる課題。課題の解決のために海洋人が集結して立ち上がった。

 海の教育は環境を知るということ。環境とは「四囲の外界」の意。日本列島の環境は海。海を知らずに列島の環境は語れない。

日本の海を知ることで日本の環境を理解する。海を知ることで、海からの視点が生まれ、海から日本列島を理解し、そして世界を俯瞰していく。これこそが 21 世紀になった日本の新たな視点。いわば島国から海国への脱皮。

 大人になってからではもう遅い。子供だからこそ海が身体に内在していく。海の理解を内在した子供たちは、針路を見つける。針路は未来への道。未来を形作るのはそんな子供たち。海の教育はそのためにある。